エイティエリートAct,1星空の人魚 庄司卓
エイティエリート〈Act1〉星空の人魚 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 庄司卓,近衛乙嗣,海老川兼武
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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はい、そういうわけで女性ばかりの部隊「エイティエリート」が送るガールズスペースオペラの第一巻です。感想はなかなか楽しめました。で、女性ばかりとかいってますが、実はこの巻で一人の少年がメンバーに加えられることになります。その一人の少年―ボーエンがメンバーに加わるまでの話しが良かったです。「エイティエリート」とのメンバー達とボーエンが一人ひとり会っていくことで、彼女たちの性格や特徴が把握できていくのはうまいな〜と思いました。
この作品数多くの登場人物が出てくるのですが、その中で特に印象に残ったのはテス。人見知りで照れ屋な彼女の行動が面白かったです。特にギャラクティックサーカスでの出来事やボーエンとのやり取りは読んでいて微笑ましかったです。あと、密かにデラの存在も良かったです。彼女のどこか老成した部分や、終盤のあの台詞がとても気になります。
全体的に顔見せ的な巻だったかと。個性的なキャラクター達が今後どうなっていくのか楽しみです。