エイティエリートAct.3紅蓮の人魚 庄司卓
エイティエリート Act3 紅蓮の人魚 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 庄司卓,近衛乙嗣,海老川兼武
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: 文庫
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今回は過酷な惑星を劇的に変化させる「ムスペルヘイム」を巡るエイティエリートとその宿敵組織である「サロン」の争奪戦がメイン。過去2巻に比べ展開がスピーディになった印象。個人的には3巻中一番面白く感じました。
で、今回はパルことパルパティーナの過去が明らかになったりします。こうやって毎巻、メンバーの一人にスポットライトが当たるのかな〜とか思ってみたり。
ボーエンについて。エイティエリートで唯一の男性メンバーである彼ですが、段々影が薄くなっているような気が・・・・・(苦笑)。もっとも進行役的な役割を担っていたり、読者と疑問を共有していたりしている印象もあります。彼の存在が今後、エイティエリートにとってどのようなものになるのか気になるところ。
とりあえず、この巻で1stシーズン終了との事です。また、庄司卓先生の話では全12巻を起承転結の4つに分けたうちの「起」の部分との事です。全体的にちょっとあっさり感はある気もしますが、なかなか楽しめる作品なので続きが楽しみです。