世界平和は一家団欒のあとに4

世界平和は一家団欒のあとに4 ディア・マイ・リトル・シスター 橋本和也 電撃文庫 2008年4月25日

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 星弓家の長女・彩美。彼女がいつものように二日酔いのある日、突然10歳くらいの少女になってしまった。その小さな彩美の可愛さに周りは大騒ぎ。そんな中、軋人は彩美をもとに戻すために行動を開始するが――。
 「世界平和は一家団欒のあとに」その4冊目です。今回もとても面白かったですね。星弓家の長女・彩身が小さくなっちゃうお話しです。
 まず、なんといっても小さくなった彩美こと彩姉が可愛すぎる(笑)。普段とのギャップがありすぎて、思わず「猫かわいがり」をしてしまう人達の気持ちがわかるかも。
 また、今回は彩美の過去についても語られているのですが、それも良かったですね。読んでいて「ああ、なんて不器用なんだ」といった感じでした。
 一方で、小さくなった彩美にママ呼ばわりされてしまった柚島も素敵でした。その素敵なお母さんぶりも良かったけど、なにより思わぬ失言をしてしまったあのシーンが良かった。ニヤニヤです。
 まとめ。コメディな部分も面白いけど、家族のお話としても面白かった作品。特に今回は彩美の魅力が満載なお話だったかと。今後も楽しみです。