デビルズ・ダイス

デビルズ・ダイス 1の目神はサイコロを振らない いとうのぶき 角川スニーカー文庫 2008年2月1日

デビルズ・ダイス―1の目 神はサイコロを振らない (角川スニーカー文庫)

デビルズ・ダイス―1の目 神はサイコロを振らない (角川スニーカー文庫)

☆☆☆
 すべての数字を見通す「悪魔のサイコロ」を手に入れた白河才は、そのサイコロを使い巨万の富を手に入れることに成功した。だが、才はそれだけでは満足しない。彼にはもっとやるべきことがあったのだ。それは――。
 第11回角川スニーカー大賞・奨励賞受賞作『デビルズ・ダイス』です。全ての数字を透視するサイコロを手にいれた少年の物語です。で、早速感想。これはちょっと自分には合わなかったですね。どうにも乗り切れませんでした。 
 ストーリーは家庭環境に恵まれていない才が、とあることからデビルズ・ダイスを手にいれて それを使っていくという感じなのですが、段々とその行動が狂気めいていく才に、読んでいてちょっと付いていけなくなってしまいました。
 文体的にはとくに読みにくいといったことはないので、これはもう好みの問題かと。
 まとめ。個人的には合わなかった作品。主人公である才の行動がなんだか突き抜けているため、その辺が合う合わないの分かれ目かと。