渚フォルテッシモ

渚フォルテッシモ　城崎火也

渚フォルテッシモ (MF文庫J)

☆☆☆☆☆☆
　UMAが大好きな高校１年生の山ノ上大地は夜の学校へと来ていた。そこに変な生き物がいるという噂を聞いたのが理由だった。ところが、大地が見たのはUMAではなく学校内で人気の美少女・麻生渚だった。しかも何故か裸でびしょぬれの状態。突然の事態に呆然とする大地の前で、少女は逃げ去っていく。　そして翌日。渚に呼び出された大地は、彼女の猫かぶりな本性と、人魚のハーフであるという秘密を知ってしまうのだった。
　色々なところで評判が良かったので読んでみることにした「渚フォルテッシモ」です。で、早速感想。これはなかなか面白かったですね。楽しい作品でした。
　なんといってもヒロインである渚が良かったですね。優等生で美少女なんだけど、実際の性格は凶悪で・・・。秘密を知った大地に対しては素である勝気でわがままな部分を惜しげもなく曝け出してくれるのですが、それがすごく楽しい。元気イッパイでパワフルな感じがとても素敵です。
　ストーリーはバトルの部分も面白いのですが、やっぱりラブコメしている展開が好きですね。お約束といえばその通りなのですが、キャラクターが活き活きとしているので全然気になりません。
　続きも考えられているということで、大地、渚、朱里の３人の関係がどうなるのか楽しみです。