お隣の魔法使い3

お隣の魔法使い 篠崎砂美

お隣の魔法使い 永遠は三つめの願い (GA文庫)

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　お隣の家に住むツクツクさんと出会ってから、メアリーの日常は不思議なことが一杯。今日もまたメアリーはツクツクさんの家で、そんな不思議な出来事と遭遇するのだった。
　メアリーとそのお隣さんのツクツクさんが過ごす、普通で、不思議な日常の物語『お隣の魔法使い』その3冊目です。今回もすごく面白かったですね。相変わらずぽかぽかするような暖かい雰囲気が素敵です。
　いつの間にかツクツクさんがメアリーのことを「メアリー」と呼ぶのが印象的でしたね。2人の出会いから時間が経過して、2人の関係がほのすこしだけ変化しているのが表れているかと。ほんとにちょっとした違いなのだけど、それがなんだか素敵です。
　今回も、どのお話も面白かったですが、その中で「夏は梢の下」と「冬は思う人」が好きですね。「夏と梢の下」の中では海でのお話（他にもお話があるのです）が良かったですね。ちょっとした冒険といった感じでメアリーたちと一緒にワクワクしながら読めました。一方の「冬は思う人」はクリスマスのお話が良かったですね。色々と想像が働くラストがとても素敵です。
　まとめ。今回もすごく面白かったです。今回でメアリーとツクツクさんの3年間という一応の区切りがついたとのこと。とても好きな作品なので、これからもメアリーとツクツクさんのちょっと不思議な日常を読んでいければいいなと思います。