グロリアスドーン(2)

グロリアスドーン2 少女は夕暮に遊ぶ 庄司卓

☆☆☆☆☆☆
 人類がその生命体――「bioクラフト」と出会ってから20年。大空広大の前に現われた少女・ティセもその「bioクラフト」だった。 ティセと契約を交わした広大。そしてティセは広大と同じ高校に通うことになった。一方、ティセの妹達もそれぞれ動き出し・・・・・・・。
 スペースラブストーリー、「グロリアスドーン」その2冊目です。なかなか楽しかったです。てか、これラブストーリーだったのか(笑)。
 今回「bioクラフト」であるティセが広大と同じ高校に(本格的に)通うことになるのですが、やっぱり楽しませてくれますね。世間知らずというかなんというか、とにかく不思議系少女ティセの行動が楽しい楽しい。
 新登場のキャラクターたちも良かったですね。特にティセの妹たちがいい感じです。妹の一人ティルと彼女と出会う静花の話もなかなかよかった。
 個人的には、なんだかんだで妹たちを好意的に見ているティセが印象的でした。 
 まとめ。基本的にキャラクターたちの掛け合いを楽しみつつ、実は裏でいろいろと蠢いている人達もいる、そんな感じかと。相変わらず主人公があんまり活躍していないけど、そのあたりは今後に期待です。