グロリアスドーン（６）

グロリアスドーン６　少女は最果てにいざなう　庄司卓

グロリアスドーン 少女は最果てにいざなう (HJ文庫)

☆☆☆☆☆☆
　アーネチカの案により、bioクラフト・bioパートーナの絆を深めようと親睦会が催されることとなった。しかし、個性の強いメンバー達は些細な口論から仲違いしてしまう。一方、そんな中、未知なる敵が近づいていた。
　人類が接触した地球外生命体「bioクラフト」とそのパートナー達が活躍する『グロリアスドーン』その６冊目です。で、早速感想。これはなかなか面白かったです。
　序盤、アーネチカの提案で親睦会なるものを開くことになるのですが、これのやり取りがちょっと面白かったですね。特に広大。個性的なメンバーの間にあって、アレコレ気を回している姿がなんとも。今後もメンバーのまとめ役として苦労が絶えなそうです（笑）。　
　一方で、ストーリーの方はいよいよ動き出した感じです。敵の登場でこれからどうなるのか楽しみですね。それにしてもドリルＶＳチェーンソーって（笑）。また、今回の敵が動いてきたことで、イモータルヌーンがどうするのか気になるところです。
　まとめ。分量的には結構短めですが、これからに関わってきそうなことも明らかになり、なかなか楽しかったです。次も楽しみ。
　印象に残った台詞（以下反転）――「チェーンソーにドリルの素晴らしさを思い知らせてやらなければなりません。」――ティセの台詞。ＥＳフレーム（これの状態のときはドリルがある普通のbioクラフトの形態）をパージしなくていいのかと聞かれたときのものです。その物言いがなんともティセらしくて、おもわずクスリと笑てしまった台詞です。
＊・感想の続きは本家にあります。よければそちらもどうぞ。