鋼殻のレギオスⅩ

鋼殻のレギオスⅩ　コンプレックス・デイズ　雨木シュウスケ

鋼殻のレギオスX コンプレックス・デイズ (富士見ファンタジア文庫)

☆☆☆☆☆☆
　バンアレン・ディ。それは好意をよせる相手にお菓子を贈る特別な日。街のいたるところにある宣伝ポスターを前に、フェリは「ばかばかしい」と呟くが――。
　『鋼殻のレギウス』その１０冊目です。もう１０冊も出てるんですね。驚きです。それはそれとして感想。今回もなかなか面白かったですね。バンアレン・ディを巡る短編３つと中篇１つで構成されています。
　バンアレン・ディ関係で面白かったのは序盤ですね。フェリはこのイベントを「ばかばかしい」とかいいつつ、まあ、アレするわけですが、その余波で被害うけまくりのカリアンさんが楽しすぎる。なんかイメージががらりとかわりそうです（笑）。
　一方で、ニーナ（もしくはディック）に関することではシリアスな展開でしたね。なにやら今後に関する重要なことが起こっている感じです。ただまあ、現状ではほとんど謎だらけなんですけどね。なにが起きているのかイマイチ理解できてなかったり（苦笑）。
　ともかく今後も楽しみです。