鋼殻のレギオスIX ブルー・マズルカ (富士見ファンタジア文庫 143-14)
- 作者: 雨木シュウスケ,深遊
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: 文庫
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リーリンがツェルニにきてから3ヶ月。リーリンはすっかり馴染んでいた。そんなある日シャーニッド提案でレイフォンたちは泳ぎに行くことになった。そして、その帰り。リーリンは、養父が託した錬金鋼(ダイト)をレイフォンに渡そうとする。しかし、レイフォンはそれを拒んで・・・・・・。
『鋼殻のレギオス』その9冊目です。今回もなかなか面白かったですね。色々と動きがあった感じかと。
まず、序盤はその和やかなやり取りがよかったですね。レイフォンはこの3ヶ月(おそらくこの辺のことは、次の短編であきらかになるのかと)に色々とあったようで、少しずつニーナやリーリンたちを意識しているのが印象的でした。いったい何があったんだろう。
また、レイフォンがダイトを拒んでからの展開は、ニーナ、フェリ、リーリンとのやり取りもあり、なかなか良かったです。ただ、若干レイフォンの悩みがイマイチ共感できない部分も・・・。
それはともかく。終盤は終盤で先が気になる展開で楽しめました。なにやら色々と陰謀やら思惑やらが動き始めた様子。すごい気になるところで終わっているので、今後の展開に期待です。