シャムロック2

シャムロック 「狂乱のロボットバトルですぅ〜」 沢上水也 GA文庫 2006年6月30日

 その事件は人で賑わう海水浴場で起こった。突如現れた謎のロボットが、海水浴場で暴れまわったのである。現場にいながら、その暴走を止められず犠牲者まで出してしまった「シャムロック」はマスコミの強い非難を浴びることになってしまった・・・・。しかし、周囲からの非難の声で窮地に立たされる「シャムロック」だったが、一連の事件の裏に宿敵ハリントンの影を見て・・・・・・。
 シャムロック2巻です。う〜ん、なんていうか前巻の感想でドタバタコメディと書いてますが、今回はちょっとだけシリアスなお話も入っていたかと。全体の流れとしては宿敵ハリントンに嵌められた「シャムロック」が窮地を脱出するために色々と奮戦するお話です。相変わらず細かい設定が存在している様子。
 で、感想。今回も割と楽しめました。個人的には舞と恋歌が印象的でした。舞は最初のロボットとの遭遇の時の衝撃と、中盤のロボットと戦闘後にあった桂一とのやり取りなどが良かった。恋歌については、恥ずかしげもなく桂一に対する思いを口にしているあたりが好印象でした。 
 あと、作中に<(作者注:嘘です)>とあったのが少しウケタ(笑)。