星界の戦旗Ⅰ 絆のかたち 森岡浩之 ハヤカワ文庫 1996年12月15日
- 作者: 森岡浩之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/12/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
広大な宇宙空間に帝国を築き、銀河の半分を支配するアーブ。彼らは3年前に<人類統合体>に奪われた星々を取り戻すために、大規模な作戦行動を開始しようとしていた。そして、その中にはラフィールが指揮する突撃艦<バースロイル>の姿があった。
壮大なスペースオペラ『星界の紋章』の続編にあたる『星界の戦旗』その1冊目です。さて、早速感想。これはなかなか面白かったですね。
まず何より登場人物たちが魅力的でした。前回から引き続き主役のジントとラフィールの掛け合いは、相変わらずに楽しいです。特に、アーブ猫ディアーホをの引き合いに出してのジントの台詞は思わず笑いの衝動が。
また、この2人以外の登場人物たちも魅力的でした。スポールとその部下クファディス、皇太子のドゥサーニュとケネーシュ、さらには双子のネレースとネフェー等それぞれのやり取りが楽しかったです。
一方で、SFらしい戦闘や展開も楽しめました。とはいいつつ、SF的な設定とかをほとんど理解できていないんですけどね(苦笑)。たた、ある程度は雰囲気でカバーできたかと。
まとめ。魅力的な登場人物達のやり取りの数々が楽しかった作品。まだ、続いているお話なので、これからの展開も期待です。