ソラにウサギがのぼるころ 〜twilight moom rabbit〜 平坂読 MFJ文庫 2006年3月31日
- 作者: 平坂読,湊ヒロム
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 文庫
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これはなかなか面白かったですね。難しいことがなくてサクッと読めます。また、二転三転する展開で読者を「おお!」といわせる作りが良かったです。登場人物達も個性的で、今後の絡みに期待です。特にウサギなシドと、何気に凄い人っぽい氷川真那が印象的でした。
ただ、読んでいて幾つか違和感を感じたりもしました。まず一つは下ネタがやたらと多いこと。それが悪いってわけではないのですが、他の部分でも魅せてほしかったな〜という気持ちもあったり。
もう一つ、上とも関連するのですがコメディ部分と聖司の内心の心情(これが割とシリアスなのです)部分との間に温度差があるということ。下ネタ連発のコメディの後に、やけにシリアスな聖司の心情がくると妙に浮いてるように感じました。
まとめ。軽快なノリでサクッと読める作品。人によって合う合わないはありそうですが、なかなか楽しかったです。とりあえず続きも購入しようと思います。
印象に残ったシーン(以下反転)―・・・・・・窓際に、ウサギが立っていた。―ある朝起きたら不思議なウサギ男さんがたっていましたとさ、みたいな感じのシーンです(笑)。ウサギ男ことシドの全体像がカラーイラストで描いてあったので、妙にリアルに想像してしまい噴きかけました(笑)。