倒凶十将伝(12)

 倒凶十将伝 巻乃捨弐 庄司卓 ソノラマ文庫1999年12月31日

 魔王に囚われ、魔王の巫女になってしまったここの。
 一方、異世界で過去の自分と対峙していた破軍が帰ってきた。その身に影の力を備えて……。十斗は破軍に「共に戦う」ことを提案するが、己の存在価値に悩む破軍は、あくまで一人で魔王を倒すことに拘り続ける。お互いの意見が平行線のまま緊張が高まり、戦闘が起ころうとした――その時、十斗達の前に現れたのは……。 
 12巻。テレビ出演する魔王ってのもなかなかいないよな〜とか、ふと考えたり(笑)。今回も色々なことがおこるのですが、いよいよ仙界の住人がちょっとだけ登場。
 他に印象的だったのはとある部隊・ナイトメア。人間にして凶魔の力を得た彼等に対する十斗の感想が、結構印象的でした。