オオカミさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女

オオカミさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女 沖田雅

オオカミさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女 (電撃文庫)

オオカミさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女 (電撃文庫)

☆☆☆☆☆☆
 貧困にもめげず今日もせっせと働く少女・マチ子さん。そんな彼女はある日偶然通りかかった亮士くんをお金もちだと勘違い。自分は幸せになるんだと勢いに乗ったマチ子さんは、亮士くんにいきなり告白をするのだった。そして、それを見たおおかみさんは――。 
 なんか色々と笑わせてくれる「オオカミさん」シリーズの4冊目。今回も変わらず楽しかったですね。読みながら笑いがとまりません(笑)。以下、それぞれ簡単な感想を。
 「おおかみさん北風と太陽のセクハラにぶち切れる」・・・なんともエロエロな年寄り2人のやり取りに笑った。言い争いが楽しすぎです。それはそうとあの場所に隠れていた亮士君、実は一緒に映像をみてたんじゃないかと想像してみたり(笑)。
 「おおかみさん根角少年の嫁探しに協力するハメになる」・・・こっちは根角少年の執事ハーメルさんが面白かった。おおかみさんたちのダメ出ししたり、おつうさんとなんかアレだったりとなかなか面白い。
 「おおかみさん花咲さんの依頼でちょっと熱血スポコンしちゃう」・・・色々あっておおかみさんたちが野球対決をすることになる話。地味に活躍する亮士君が格好よかったり、桃ちゃん先輩が色々凄かったりしたお話だったかと。意外とといいお話でもある?
 「おおかみさんと特に何も起こらない普通の休日」・・・サブタイ通り普通の日常です。割とまったりとした気分で楽しめるお話だったかと。
 「おおかみさんマッチ好きの少女に宣戦布告される」・・・おおかみさんにライバル現るなお話(笑)。なんとも素直じゃないおおかみさんが素敵すぎます。すごく可愛いですね。
 まとめ。今回も楽しくて笑わせてもらいました。今後も楽しみです。