サージャント・グリズリー

サージャント・グリズリー 彩峰優 ファミ通文庫 2008年2月12日

サージャント・グリズリー (ファミ通文庫)

サージャント・グリズリー (ファミ通文庫)

☆☆☆
 高校生準のクラスにある日転校生がやってきた。その少女の名前はグリズリー軍曹。クラスメイトたちは美少女だと騒ぐが、どうみてもハイイログマのぬいぐるみを着けたマッチョな男にしか見えない。そんな軍曹になかば無理やり友達にさせられた準。その日から準の波乱な日々が始まるのだった。
 弟9回えんため大賞特別賞受賞作『サージャント・グリズリー』です。で、早速感想。これはちょっと自分には合わなかったですね。どうにも乗り切れませんでした。
 まず、なんといっても目を引くのがその設定ですね。ハイイログマのぬいぐるみでマッチョな軍曹(美少女)とか、頭がサーモンなサーモン閣下とか、なんだか突き抜けた感じがあります。
 次にストーリーですが、これがちょっと合わなかったですね。設定が設定だけにもっと突っ走ったものを想像していたのですが、ストーリーは案外普通でした。なので、少しバランスが悪く感じてしまったりも。また、ストーリーそのものも唐突な感じがしました。
 そんな感じで自分には合わなかったみたいです。