月の娘2

月の娘2 渡辺まさき HJ文庫 2007年2月1日

月の娘 2 (HJ文庫)

月の娘 2 (HJ文庫)

☆☆☆☆☆
 普通の高校生一沙は、ある日異世界からとばされてきたという魔女と出会った。その魔女の名前は伊吹。一沙はなりゆきで伊吹がもとの世界へ帰るための手伝いをすることになるが――。
 異世界から来た魔女と普通の高校生の織りなす和風ファンタジーその2冊目にして完結巻です。
 で、早速感想。今回もまずまずな面白さだったかと。相変わらずどこかまったりした雰囲気が素敵で和みます。そんな雰囲気を生み出している要因の中で、とりわけ一沙と伊吹の掛け合いが好きですね。帯にある「友情以上、恋愛未満!?」がまさにそのまま当てはまるような感じかと。
 まとめ。まったりした雰囲気や、ときおりポツリと洩れる登場人物の一言が妙に心に優しい響きを持っていた作品かと。終わり方も綺麗でなんだかんだで結構楽しんでいた自分がいたりします。先生の次回作にも期待です。