七姫物語 第三章 姫影交差 高野和 電撃文庫 2005年5月25日
- 作者: 高野和,尾谷おさむ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: 文庫
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それはともかく感想。今回も面白かったですね〜。あとがきにもあるように、既刊2冊を空澄物語とするなら、今回は七姫物語という題名通りな印象。七宮であるカラスミのことも描かれてはいるのですが、他の宮姫達にスポットが当てられています。
お話自体は戦争の事なのですが、だからといって、終始戦闘シーンというわけではなく、あくまで宮姫達の動きが中心。むしろ戦闘シーンとかほとんどなかったかと。騒然とする東和において、それぞれの宮姫達がどのような態度をとるか、それが見所かと。
あと、今回は三宮ナツメの常盤姫に大きなスポットライトが当てられていた感じ。今までが空澄姫中心だっただけに、他の姫が身近に感じるお話でした。特に常盤姫と絵空師のエヅの掛け合いが好きですね〜。
今回のことで大きな情勢の変化を迎えた東和。今後どういう展開を迎えるのか非常に楽しみです。