デルフィニア戦記 第Ⅱ部 異郷の煌姫3 茅田砂胡 中公文庫 2003年8月15日
- 作者: 茅田砂胡
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 文庫
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はい、そういうわけでデルフィニア戦記Ⅱ部完結巻。今回は主にふっと湧いた国王の愛妾と、ある意味では、国内最大の頭痛の種ともいえるリィ王女に持ち込まれた、タンガからの縁談がメイン。
愛妾問題についても、国内の人々の慌てようとかが面白かったりするのですが、この巻の見所はなんといってもリィに持ち込まれた縁談について。デルフィニアとしてはこの縁談、どうあっても受けるわけにいかないわけで―受けたら最後、国王の命運もリィの手によって尽きることに(笑)―そして、これをどうやって断るかが最大の見所。で、実際断るわけですが、この理由が詳しくは書きませんが、まあかなりいろんな意味で突っ込みどころ満載かと(笑)。
それにしても愛妾問題の時に、親友の一大事だとだけ、リィに言われて飛んできたイブンがちょっと可哀想かな〜とか思ったり(笑) 。
終盤のあの展開もかなり良かったです。ああいうのも熱い展開というのでしょうか。楽しめました。