星界の紋章Ⅰ帝国の王女 森岡浩之 ハヤカワ文庫 1996年4月15日
- 作者: 森岡浩之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/04/01
- メディア: 文庫
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と、まあ冒頭が長くなりましたが感想を。前述しました通り、私はSFは詳しくありません。ですので、設定云々についてはなんとも言えないのですが、このお話はキャラクターが魅力的だったと思います。普通の地上人だったが、運命のいたずらにより、アーブ率いる帝国の貴族になってしまったジント。典型的なアーブとも言えるほど、高潔で誇り高きラフィール。この二人のやり取りがとても面白く、またそれぞれの性格も良かったです。特に愛の娘の話では笑わせてもらいました(笑)。
また、ジントの親友や戦艦<ゴースロス>のクルー達もいい存在だったかと。実をいうと話の展開は知っているのですが、それでも読んでいくといつの間にか物語に惹きつけられている自分がいました。購入に時間はかかりましたが買ってよかったと思える作品でした。
印象に残った台詞(以下反転)―「リン・中略・ジント」―作中で2回くらい出てきた言い方。自分の名前を中略とはーってな事で印象に残ってました(笑)