空ノ鐘の響く惑星で8

空ノ鐘の響く惑星で8 渡瀬草一郎 電撃文庫 2005年10月25日

空ノ鐘の響く惑星で〈8〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈8〉 (電撃文庫)

 時間を少し遡っての第8巻。タートムの侵攻を受けて、ついに戦争状態にはいった両国の様子が描かれます。
 個人的には、渋いおじ様であるベルナルフォンの活躍が見れてよかったです(笑)。特に今回は主人公のフェリオがあまり表立って出てこない分、前線に赴いた主役キャラクター達が活き活きとしているかと。
 ベルナルフォンやクラウスを始め、戦闘シーンは手に汗握るといった感じで、非常に好印象。さらには敵方の武将に関しても一筋縄ではいかない人材がそろっていていい感じです。やっぱり戦記ものは強敵がいてこそ盛り上がるな〜とか思いながらよんでました。
 また、今回からの新キャラクター、ソフィアについて。彼女の今後とブラドー王との関係について気になるところだけど、一方でクラウスさんの妹さんに対する小さな野望についても気になるところ。クラウスさんどうするだろう(笑)。
 全体的に一段落といった感じで、アルセイフも多少の余裕は取り戻せたのかな〜と。もっともフォルナムの御柱(ピラー)等、解決しなければならないことがいっぱいあるので、今後どうなっていくのか続きが楽しみです。