空ノ鐘の響く惑星で9

空ノ鐘の響く惑星で9 渡瀬草一郎 電撃文庫 2005年12月25日

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

 今回は刊行スピードが2ヶ月ということで、あっという間に続巻登場!って感じでいいですね〜。もっとも、自分がこの作品(一巻)読んだのは一月前なので、あんまり関係ないのですが(笑)。
 今回、問題は山積みながらも一応の区切りがついた様子で、アルセイフ内でおこなわれる舞踏会がメインの話。舞踏会といえば、やっぱりフェリオと、そのフェリオに好意をよせているウルク、リセリナが気になる訳で、今回は微妙に進展はあったのかな〜とか思ってみたり。また、個人的にはクラウスとベルナルフォンの話が面白かったです。
 さて。この9巻のもう一つのメインといっても過言ではないと思うのは、表紙にも登場の新キャラクター、仮面で赤毛な男メビウス。ラトロアの人間で、フェリオ達の敵になるのですが、なかなか凄い人物のようでこの男がこれからどのようにしてフェリオ達に影響を及ぼすのか気になるところ。また、終盤にみせた素顔の秘密も気になります。
 表立った情勢の変化はないように思える巻ですが、細かいところで色々な変化があって面白かったです。続きを早く読んでみたいです。