天空のアルカミレスⅢ

天空のアルカミレスⅢ アルカミレスキラー・ガール 三上延 電撃文庫 2006年11月25日

☆☆☆☆☆☆
 金色の<戦器(オニクス)>イグニス・アウルムの使い手として徐々に覚醒していく拓也。そんな拓也を脅威と感じ始めた《クランテリオン》の幹部の一人グロスマンは一人のテリオンを刺客として送り込む。刺客の名は毬子。幾多のアルカミレスを屠ってきた《瞑目の星火》の称号を戴くものだった。 彼女は拓也たちの背後を調べるために東堂学園へ潜入する。しかし、そこで彼女を待っていたのは――。
 天空のアルカミレス3冊目です。今回も面白かったですね。共に戦っていくものとしてお互いを意識しだした拓也と日向子がいい感じです。特に日向子。序盤での楽しそうな姿が印象的です。 
 今回はストーリー的にテリオンの少女毬子に焦点があたってますね。テリオンの中には覚醒するまでは人間として暮らしている者が沢山いるということが意識されていたかと。
 個人的に良かったと感じたのは拓也の育ての親である和夫。渋くて格好いいですね。 
 まとめ。テンポよく読めて、最後まで楽しめた作品。今回も終わり方が結構印象的ですね。これから後半戦とのことなので、続きもたのしみです。